【知財調査】最近話題のReFaのドライヤーについて特許と意匠を調べてみた

最近話題のドライヤー、MTG社の誇る美容ブランドのReFaのビューテックドライヤーについて、知的財産の観点で調べてみました。

意匠(デザインの権利)について

◆調査条件

調査データベース:J-PlatPat
出願人:MTG
調査日:2023/11/04

ReFa BEAUTECH DRYER / ReFa BEAUTECH DRYER PRO

各商品について、意匠権が1件ずつ「全体意匠」で登録になっていました。
また、BEAUTECH DRYER PROは変更点として、ファンの部分のプレートが局面からフラット面に変更になっています。
両意匠権はほぼ同一の形状ではあるものの、3D図面と線図を関連にしていることがポイントかもしれません。

ReFaのドライヤー

ReFa BEAUTECH DRYER SMART

こちらは、「全体意匠」で基礎意匠1件、関連意匠2件を出願していました。

関連意匠では、特徴的な線状模様をなくして、外形線のみにしているのが特徴となっています。

ReFaのドライヤー

株式会社MTGは意匠については、非常に注力して多くの出願を行っていますが、

本件では、全体意匠+関連意匠を使うにとどまっており、「部分意匠」については、出願していないようです。

特許について

◆調査条件

調査データベース:J-PlatPat
出願人:MTG
調査日:2023/11/04

特開2023-040658A

ReFaのドライヤーの特徴である、センサーによる温度制御についての特許出願が確認されました。
こちらは、まだ公開されたばかりで現時点では特許庁の審査が開始されておらず、今後の動向が気になるところです。

【要約】頭皮や毛髪に対する適切な温度によって、頭皮から乾かすという使い方ができるヘアドライヤを提供する。
【解決手段】ヘアドライヤ10は、発熱体43と、送風領域内の使用者の毛髪の表面温度を検知する赤外線温度センサ41と、を備えている。ヘアドライヤ10は、送風領域内の使用者の毛髪の表面温度を50℃±5℃に想定した際の赤外線温度センサ41が検知する検知温度を温度閾値とし、検知温度が温度閾値未満の場合に発熱体43に電力を供給し、検知温度が温度閾値以上の場合に発熱体43に電力を供給しない「SCALPモード」を有している。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】 特許文献1のヘアドライヤは、毛髪を乾かす際に、頭皮から乾かすことを想定した機能を有するものではない。また、このヘアドライヤを使用して毛髪を乾かす際、毛髪に対してドライヤーを振りながら熱風をあて、毛髪に対する熱を調節する必要があり、頭皮や毛髪に対して適切な温度を提供することは難しい。 
【0005】 本発明は上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、頭皮や毛髪に対する適切な温度によって、頭皮から乾かすという使い方ができるヘアドライヤを提供することを解決すべき課題としている。

発明者について

これらの出願については、創作者/発明者という項目が表示されています。
今回、この創作者/発明者で改めて検索をすると、面白い事実がわかりました。
この方の関わった他の出願を調べると、シャープのドライヤーに関する特許出願が多くヒットしています。
つまり、家電大手のシャープの技術者がMTGにわたり、この人気商品の立ち上げに関わったことが推測されます。

ReFaの模倣品について

ReFaブランドでは、多くの模倣品が発生していてニュースになることも多いです。

ドライヤーでの状況を調べてみましたが、私の調査では、特に具体的な事例は見つかりませんでした。

ドライヤーの模倣品のトレンドとしては、ダイソン型のドライヤーが多い様です。

これは、グローバルで売れているダイソンに模倣業者が注目している結果であると思われます。

Alibabaでのドライヤーの検索結果

おわりに

ReFaのドライヤーでは、多くの口コミや昨今の品質トラブルの対応の報道が多く散見されますが、
こういった、知的財産の観点からの情報も見てみてはいかがでしょうか。

◆商品情報

https://www.refa.net/item/?category=haircare

◆品質トラブル対応

ReFa BEAUTECH DRYERに関するお知らせ(2023/11)

https://www.mtg.gr.jp/news/detail/2023/11/article_2204.html

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