【知財ニュース】ADIDAS 対 NIKE デジタル特許での米国特許訴訟
アディダス(ADIDAS)が6月10日、同社の保有する9つの米国特許を侵害しているとして、ナイキ(NIKE)を提訴したと報じた。
アディダスが米連邦裁判所に提出した書面によれば、今回侵害していると挙げたものは、
・Nike Run Club
・Nike Training Club
・SNKRS
・NIKE ADAPT
の4つになる。
アディダスは陪審員裁判の実施、当該事業の差し止め、損害賠償の支払いなどを求めている。
訴訟情報
提訴日:2023年6月10日
原告:adidas AG et al
被告:Nike, Inc.
Case No.:2:22-cv-00198
裁判所:Eastern District of Texas
詳細:https://insight.rpxcorp.com/litigation/txedce-215238-adidas-v-nike#overview
終了日:2022年8月19日
対象特許
今回、訴訟の対象となった特許は全部で9件になります。
以下対象特許
2.US7,957,752B
3.US7,480,512B
4.US8,814,755B
5.US8,241,184B
6.US9,675,842B
8.US8,234,798B
それぞれの特許は、Nikeのアプリ3種(ワークアウト用アプリ「ナイキ ラン クラブ(Nike Run Club)」と「ナイキ トレーニング クラブ(Nike Training Club)」、スニーカーの製品情報などを扱う「SNKRS」)、アプリ靴ひものフィット感をアプリで調整する“NIKE Adapt(ナイキ アダプト)”システムを使用したアイテム数点に対して訴えを起こしています。

和解
8月16日に本件訴訟について和解をした模様。
また、2021年12月に始まったNikeからAdidasへ訴えたKnitUpper関連特許の訴訟も和解しました。
お互いに訴訟をしかけあった結果として、和解という形での決着。
<参考>
他の訴訟
【知財ニュース】NikeがLululemonの靴の特許で訴えました!(米国訴訟)