【例文付き】朝礼で何を話せばいいですか?使えるスピーチの方法|コツや注意点も紹介

毎日の朝礼スピーチについて、ネタ探しやスピーチ原稿作りは悩みの種と感じている方も多いのではないでしょうか?
大勢の人の前で話すことは、緊張したり、何を話したらいいのか分からなくなったり・・・そんな方は必見!
話し方のコツやおすすめのスピーチネタ、スピーチの例文をご紹介します。

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なぜスピーチが苦手?悩む人が多いワケとは?

こんなこと思っていませんか?

「スピーチのネタが思いつかないし、考えるのも話すのもつらい」
「自分の仕事にスピーチなんて関係ないのに。なぜ朝礼でわざわざするのだろう」

この様なことを考えている人も多いのではないでしょうか。
なぜ、スピーチを嫌がる人が多いのか?それにはわけがあります。

日本人の多くは、学生時代も含めて「人前で話す練習をする機会がなかった」というのが最大の理由です。

これまで日本の学校では、先生が毎日教壇で話しているのに比べ、生徒は授業を黙って聞いてノートをとったり、居眠りをしたりといった受け身のスタイルが主流でした。(この記事を読まれている方の学生時代はこのような環境だったのではないでしょうか?)
海外では、ディベートなどの機会が多くあるのに比して、日本の教育では自身の意見を発信する場が少ないというのは長年の課題としても挙げられていたように思います。

環境によって差はありますが、「質問がある人はいますか?」という先生の問いかけに応じて発言する生徒もあまり多くはないでしょう。

質問の少なさは、大人になっても変わらず、例えば、セミナーや講演会などに参加して発言しない人も多く見られます。こうした環境の中で人生を過ごしてきた日本人が、「スピーチが苦手」となるのは、むしろ当然といえるでしょう。

会社の朝礼スピーチを行う理由と目的とは何か?

社会人になると、多くの会社で、朝礼スピーチをする機会がある様に思います。

わざわざ大勢のメンバーの時間を拘束して、仕事と関係ないと思われがちな朝礼スピーチが行われるのでしょうか?

その理由と目的を考えてみたいと思います。

朝礼スピーチをやる理由と目的とは?

①要点をまとめて説明する「伝える力」「人前で話す」の鍛錬
②会社・部署のメンバーの考え方を知る機会として、相互理解の場とする
③役立つ情報を話すために、情報収集するスキルが身につけられる

仕事をする際に「伝える」ということはとても重要なスキルです。
社会人には、上司への「報告・連絡・相談」やメンバーへの情報共有、クライアントへの商談やプレゼン等、要点を簡潔にまとめ、人前で分かりやすく話さなくてはいけないシーンがたくさんあります。

朝礼スピーチを行うことは、限られた時間内に要点をまとめ、分かりやすく伝える力を養え、人前で話すトレーニングになります。

また、スピーチのネタを探すために新聞やニュースの内容等さまざまなことへ意識的に目を向けるようになります。これにより、仕事に役立つような情報やプラスになる考え方、気づきを提供することによって会社や部署全体の士気を上げることや、得意な観点・考え方を知ってもらう機会にもできます。

そして、逆に考えれば、
限られた時間内に要点をまとめることを覚え、
スピーチのネタを探すために新聞やニュースの内容等さまざまなことに関心を持つようにできれば、
朝礼スピーチを行うことは、苦痛ではなくなっていくはずです。


スピーチのコツ

スピーチのコツとして一般的に挙げられるのは、

①大きな声を出したり、
②声の抑揚をつけたり、
③ボディーランゲージを活用
したりすることが例示されることが多いです。

しかし、一方でそういった大仰な表現方法に抵抗感がある方も多くいらっしゃいます。

そんな方にも扱いやすいコツが「自己開示」と「構成」になります。

自己開示

自己開示をすることは信頼関係を築く際に重要なことは、心理学的にもよく知られています。

これを利用し、スピーチの冒頭で、自分に個人的な話(家族や趣味に関することなど)を伝えることで聞き手との距離を近づけることができます。これまでの自信の経歴を簡単に紹介した上で、関連する話題を話せば説得力が増すことにつながったり、お子様の話などに触れてから話し始めることで共通点のある人には親近感を与えることができます。

 

しかし、構成も考えず思いつきでスピーチをしようとすると緊張と合間って支離滅裂になる可能性が高いのできちんとした準備が大切です。

スピーチの構成、基本の流れ


スピーチを作成する時、しっかりとした構成を考えることで、聞き手もスムーズに理解できるようになります。
限られた時間で聞き手に分かりやすく伝えるためには次の3部構成ので内容を作るとよいでしょう。

イントロ(起)


聞き手の注意をひくためのスピーチの導入。ここではテーマについて触れるようにします。
「最近●●が話題になっていますが・・・」
「○○の残した◆◆という名言をがあります」等といった形で、
今から始めるスピーチのテーマについて簡単に触れ、聞き手に興味を誘います。

ボディ(承・転)


イントロ(起)で伝えたテーマについて、業務や伝えたいことの共通点をきっかけにして展開していく部分になります。

・仕事での経験
・プライベートで経験
なで考えた自身の学びや気づき、伝えたいことを具体的に話していくとよいでしょう。

エンディング(結)


ボディ(承・転)からの結論につなげていくまとめ部分です。
「このような経験から仕事をするうえでは●●が重要であると思います」
「みなさん、今日から◎◎をしていきましょう」
といった気づきや前向きなエンディングにすることで、朝礼スピーチとして締め、士気も高めます。

【重要】話すことは1度、簡単な原稿にしよう

スピーチで伝えたいことは簡単なメモ程度でも原稿にしておくのがポイントです。

作り込んでしまうと文章を読んでしまい、目線は原稿にいって聞き手を見ずに、文字を音読するだけになってしまいます。

また逆にすべてを暗記しようとすると緊張しすぎてしまったり、思い出せず言葉がつまって出てこなかったりした時に頭が真っ白になってしまうこともあります。

なので、先ほど説明した「構成」それぞれの部分で、要点だけのメモを用意しておけば、内容を記憶できる上、ある程度フリートークができるのでとても話しやすいです。

文章量の目安としては、1分間、3分間では下記のような分量(文字数)がベストなので参考にしてみてください。

・1分間スピーチの分量(文字数)→300文字前後

・3分間スピーチの分量(文字数)→900文字前後

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